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2019年2月8日に、JR東海のニュースリリース「特別企画乗車券の一部発売終了について(現在リンク切れ)」が発表されました。
販売終了となる主な商品は「たびきっぷ」「リニア・鉄道館☆往復きっぷ」「富士山フリーきっぷ」なのですが、計27区間の「新幹線回数券」も対象となるので、一部の金券ショップでは大打撃になる可能性もあります。
今回は、2019年3月31日に販売終了となる新幹線回数券の区間や、該当の区間が金券ショップで販売終了となるタイミングについてお伝えします。
この記事をご覧の方には「金券ショップで販売している新幹線回数券の使い方や利用条件について」も参考になります。
なお、新幹線回数券は金券ショップでかなり売れる商品です。その分問い合わせも多いので、使えない期間、指定席への変更方法、途中下車や乗り越し精算、払い戻し方法、有効期限、買取価格を高くするコツなど、個別の情報についても詳しく紹介しています。
2019年3月31日に販売終了となる新幹線回数券の区間について
まずは、2019年3月31日に販売終了となる新幹線回数券の区間を紹介します。
影響が大きいことが予想される区間は太字にしています。
グリーン車用
東京(都区内) | ⇔ | 徳山 |
東京(都区内) | ⇔ | 新山口 |
東京(都区内) | ⇔ | 小倉(市内) |
東京(都区内) | ⇔ | 博多(市内) |
新横浜(市内) | ⇔ | 新大阪(市内) |
名古屋(市内) | ⇔ | 小倉(市内) |
名古屋(市内) | ⇔ | 博多(市内) |
普通車指定席用
新横浜(市内) | ⇔ | 姫路 |
新横浜(市内) | ⇔ | 岡山 |
新横浜(市内) | ⇔ | 福山 |
新横浜(市内) | ⇔ | 広島(市内) |
新横浜(市内) | ⇔ | 新山口 |
新横浜(市内) | ⇔ | 小倉(市内) |
新横浜(市内) | ⇔ | 博多(市内) |
静岡 | ⇔ | 岡山 |
静岡 | ⇔ | 広島(市内) |
浜松 | ⇔ | 岡山 |
浜松 | ⇔ | 広島(市内) |
名古屋(市内) | ⇔ | 新倉敷 |
名古屋(市内) | ⇔ | 徳山 |
名古屋(市内) | ⇔ | 新山口 |
普通車自由席用
三島 | ⇔ | 新神戸(市内) |
静岡 | ⇔ | 新神戸(市内) |
浜松 | ⇔ | 新神戸(市内) |
浜松 | ⇔ | 西明石 |
浜松 | ⇔ | 姫路 |
岐阜羽島 | ⇔ | 新神戸(市内) |
大きな影響を受けるのは新横浜・静岡・浜松の金券ショップ
金券ショップのユーザーは、コスパに対して非常にシビアな判断をします。そのため、グリーン車用指定席券は、よっぽどのことがない限り、大手金券ショップでも売れない商品となるでしょう。
グリーン車用指定席回数券が販売終了となるのは、単純に、購入者のほとんどが仕入れ利用の金券ショップ関係者だと判断して、JRが販売をやめる決定をしたと考えるのが普通です。
新横浜の金券ショップは大きな痛手を受ける
今回販売終了となる新幹線回数券の区間を見ると、新横浜の金券ショップは相当大きな痛手を受けることが予想されます。
というのも、該当の区間である「新横浜⇔岡山」「新横浜⇔広島」「新横浜⇔小倉」「新横浜⇔博多」は、どれも駅同士の距離の関係で、回数券が指定席のみの販売となる区間だからです。
新横浜の金券ショップで一番売れる区間は、「新大阪」「京都」「名古屋」になるでしょうが、岡山、広島、小倉、博多も、それなりの枚数を販売しているはずです。
今回最も大きなダメージを受ける金券ショップは新横浜の金券ショップとなるでしょう。
静岡・浜松の金券ショップも痛手を受ける
新横浜の金券ショップと同じ理由で、静岡・浜松の金券ショップも痛手を受けるでしょう。ただし、廃止される区間が、指定席券の「岡山」「広島」と自由席券の「新神戸」だけなので、そこまで大きな痛手にはならないと思われます。
ただし、利益的に大きな痛手とならなくても、金券ショップの利便性が下がるので、客数が減ってしまうという可能性も否定できません。
また、浜松の金券ショップでは自由席券の「西明石」や「姫路」も販売終了となるので、最も遠い区間が「新大阪」になってしまいます。
ちなみに、浜松からだと、「東京」と「京都」がほぼ同じ距離です。
その他の金券ショップにはさほど影響がない
販売終了となる新幹線回数券の区間に、東京、名古屋、三島など、多くの金券ショップが出店している地域が他にもあります。
ただし、主にグリーン車用の回数券であるため、ほとんど影響はないでしょう。
2019年7月10日が理論上の最終利用日
2019年3月31日に販売終了となる新幹線回数券ですが、販売終了後も金券ショップでは購入できるでしょう。
むしろ、最後の機会になるので、該当の金券ショップは大量に在庫を購入し、利用者への利便性を失わないよう努めるはずです。
新幹線販売終了後も金券ショップで購入できる理由
新幹線回数券の販売終了が2019年3月31日でも、有効期限のある限り、該当の新幹線回数券を利用することは可能です。
新幹線回数券の有効期限は3ヶ月あり、GW・お盆・年末年始の期間は利用できないため、有効期限の期間からは除かれます。
なので、正確には今回紹介する新幹線回数券が金券ショップでも購入できなくなるのは、2019年7月10日が最終日となります。
金券ショップで購入できるのは2019年6月10日頃が目安
恐らく、金券ショップでは6月10日頃まで在庫が持てるよう、3月31日に仕入を大量に行うでしょう。
万が一にも売り残すわけにはいかないので、1ヶ月程度の余裕は持たせて新幹線回数券を購入するはずです。
なので、早ければ5月末、遅くとも6月20日頃になれば、金券ショップでも該当の新幹線回数券が購入できなくなります。
特に、新横浜、静岡、浜松に在住の方は、よく注意してください。
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新幹線の格安チケット購入は「JR+ホテル予約」が最もお得!!
金券ショップをよく利用している方の中には、かなり新幹線や在来線の切符に適用されている料金ルールに詳しい方もいらっしゃいます。
そんな方でも新幹線回数券や在来線回数券の乗り越し精算のルールが、通常の切符の料金計算のルールと違うことをご存じない場合もあります。
金券ショップに目的の区間の切符がない場合に、別の区間を買おうとする方もいらっしゃいますが、回数券における乗り越し精算のルールについて誤解していることもあるので、なるべく詳しく利用区間についてヒアリングしています。
たまに鬱陶しそうにされてしまうこともありますが、せっかく安くしようと金券ショップを利用していただいていますから、損をさせるわけにはいきません。
ご面倒かもしれませんが、一緒にどうしたら料金が安くなるのかを考えさせていただければ嬉しく思います。店頭でもちょっとだけお付き合いいただければ幸いです。
金券ショップの利用以外で新幹線格安チケットを購入する方法
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遠出をする方の中には、現地でホテルを利用する方もいると思います。新幹線を利用する時にJRで切符を購入する場合、長距離で安くなるのは往復割引ぐらいです。
しかし、
切符を購入済でもホテルの代金を安くする方法
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